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【脱・超初心者】ISO感度とは?基本の基本を初心者が初心者向けに解説

ISOってなんだ ブログ

こんにちは、ろろろです。

初心者と超初心者の違いってなんでしょうか。
僕はオート撮影だけでなく自分で設定をして撮影できるか否かだと思います。
そのためにはカメラの各設定についてある程度知る必要があります。

カメラの設定にはF値やシャッタースピードなどたくさんの設定がありますよね。
その中でも特に初心者にとって分かりにくい設定がISO感度ではないでしょうか。
これってどんな場面で設定して、どんな数値にしておけばいいんだろうと僕は最初の1ヶ月ほど思っていました。

今回はカメラを始めて1年のまだまだ初心者の僕が、カメラを始めたばかりの初心者の方に向けてISO感度について解説してみようと思います。
目標はISOってこんな感じとなんとなく理解できる程度です。

ISOってなんだ

カメラは光を集めて写真を作りますが、光源の少ない場所(暗い場所)では光をたくさん集めないといけないのでシャッタースピードが遅くなります。
そしてシャッタースピードが遅いままシャッターを切ると手ブレします。

手ブレを防ぐためにシャッタースピードを稼ぎたいけど光源が少ないのでこれ以上早くならない。
そこで登場するのが「ISO感度」
読み方は「アイエスオー」または「イソ」。
僕は前者派です。

カメラは取り込んだ光をカメラ内で増幅させることができます。
このカメラによる光の増減幅が「ISO感度」の正体です。

「ISO感度」を上げると取り込んだ光がカメラによって増幅されるため、暗いところでもシャッタースピードを稼ぐことができます
つまり暗いところで活躍する手ブレ対策の1つでもあるんです。

夜間の手持ちはISO必須

ISO感度が活躍する場面は光源の少ない場所での手持ち撮影です。
特に夜間の撮影は何もしないとブレやすい、というか絶対ブレます
そのため夜は三脚を用いた撮影が基本ですが、三脚を気軽に持ち出せない場面やそもそも三脚の使用が禁止されている場面では手持ちで撮影する必要があります。
そのような場面ではISO感度を上げてシャッタースピードを手ブレしない早さまで上げてあげましょう

ブレないシャッタースピードの目安は「1/焦点距離 秒」と言われています。
焦点距離が35mmならシャッタースピードが1/35秒以上であれば手ブレを抑えることができます。
ちなみにこの焦点距離はフルサイズ換算です。
APS-Cサイズの場合、35mmなら1/53秒以上に設定する必要があります。

僕は夜の撮影の場合、とりあえず最初にISOを1000まで上げてそこからブレないシャッタースピードになるまで1段ずつ上げていくことが多いです。

逆にISOを下げる時

逆にピカピカに晴れている日中帯ではISOを下げる必要がある場面が多いです。
例えば快晴の中、背景をぼかすためにF値を低いまま撮りたいけどシャッタースピードが赤文字で表示されていて限界突破している。このまま無理やり撮ると白飛びしまくって訳のわからない写真になってしまう。
そんな時はF値を上げるのではなくISOを下げてみましょう

ISO感度は写真の明るさに影響しますが、F値は明るさの他に写真のボケなど表現そのものにも影響します。低いF値で撮りたいのに仕方なく上げてしまうと自分のしたい表現ができなくなってしまいます。

ISO感度はカメラによる光の増幅幅をさすので、低ければ低いほど光は増幅されず写真は暗くなります。
日中は屋外だと光が強すぎるのでISOは低くても十分適正な明るさになります。
なのでこのような場面ではまずはISO感度を下げてみましょう。

日中の屋外であれば一番低くても全然余裕です。
というかそのくらい下げないと平気で限界突破しがちです。

もしISOを下げてもシャッタースピードが限界突破している時は諦めるかNDフィルターを使いましょう。

屋内は意外とブレやすい

日中でも屋内は屋外と比べて暗くなりがちで、そんなに暗く感じなくてもシャッタースピードが思ったより早くならないことが多いです。
特にカフェやレストランで料理や飲み物を撮る際にはシャッタースピードに注意が必要です。
ブレない目安より遅い場合は夜の撮影と同じくISOを上げてあげましょう
ただし夜より光源が多いため夜ほどISOを上げる必要はありません。

僕は屋内の場合、400まであげてから調整していくことが多いです。

F値を大きくした時も注意が必要です。
F値が大きくなるとカメラに入る光が少なくなるのでシャッタースピードが下がります。
その際にシャッタースピードが目安のを下回っていてそれ以上上げることができない場合はISOを少し上げてあげましょう。

ISOを上げることによるデメリット

暗いところでもシャッタースピードを早くできるなら常にISO感度を上げておけばいいじゃんと思ってしまいますが、ISO感度を上げるほど多くのノイズが発生して画質が低下するというデメリットがあります。
なので基本的にはISO感度は低い方が画質は良くなります
そのためISOを上げる必要のない場面は低い数値である200や100に設定。
ブレそうなシャッタースピードになってしまった時は大幅にISO感度を上げるのではなく、ブレない目安を満たす適切な数値までISO感度を上げて調整しましょう。

ちなみに高ISO感度撮影の際のノイズ耐性はフルサイズ>APS-Cです。
フルサイズの方がノイズが発生しにくいです。

手ブレしていない写真>>>越えられない壁>>>手ブレしている写真

デメリットを聞くとISOを上げることに躊躇してしまいますが、手ブレそうなら躊躇せず上げましょう
最近のカメラはISO感度を上げても目立つノイズはそこまで発生しません。
6400までなら普通に使えるくらい、1600程度であれば最近のカメラなら気にならないくらいです。

こちらはISO感度を1600まで上げて手持ちで撮影した写真。
XT-20は最近のカメラとはいえませんがかなり頑張ってくれていると思いませんか?

手ブレした写真はそれだけで没です。
ISO感度を低くしたままで手ブレした写真より、多少ノイズが発生してもISO感度を上げてシャッタースピード稼いで撮ったブレてない写真の方が圧倒的に写真として成立します。

ちなみにノイズは撮影後にある程度消すこともできます。
手ブレは直せないので、やはり手ブレしないくらいにはISOは上げていきましょう。

おわり

ISO感度について初心者なりに解説してみました。
とりあえず「ISOってこんなかんじなんだなぁ〜」というくらいの理解と、「手ブレしていない写真>>>越えられない壁>>>手ブレしている写真」を覚えていただければ十分だと思います。

もしかしたら脱・超初心者はシリーズ化するかもしれません。気分次第ですが。
やる気があったら次回の脱・超初心者シリーズでお会いしましょう。

最後までご覧いただきありがとうございました。

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